株取引では、株を安く買って高く売ればいいと言われても、
特に初心者の場合は、いくらなら安い(高い)のかわかりにくいものです。
株価は、証券取引所の取引時間中に上がったり下がったりします。
もちろん、それぞれの株で値動きの様子は異なります。
そのような値動きの様子を表したのがチャートと呼ばれるグラフで、
1日の値動きだけでなく、1週間とか1ヵ月、あるいは年単位の値動きを表したチャートもあります。
何種類かあるチャートのうち、ローソク足チャートを利用している投資家が多いようです。
ローソク足チャートでは、横軸に時間や日付、縦軸に株価が示されていますが、
通常の折れ線グラフのような点と線で示されるのではなく、
ローソク足というローソクの形に似たものを並べて株の値動きの様子が示されています。
ローソク足は江戸時代の米相場で生まれたとされていて、
株価のうち下記の4つの値(四本値:よんほんね)を表しています。
四本値を見ると、その日の株価の動きがよくわかります。
ローソク足には白と黒の2種類があり、次のように使い分けられています。
また、ローソク足の四角い部分を柱、その上下に出ている直線をヒゲといいます。
白、黒ともに、上にあるヒゲの上端は高値、下にあるヒゲの下端は安値を示します。
そして、白では柱の上辺の位置が終値、下辺が始値を示し、黒では逆になります。
白いローソク足の場合、その日の取引は値上がりする形で終了したことを表し、
黒いローソク足の場合は、その逆ということになります。